こぼりの日記

渋谷のwebライターが映画や本の感想をあげていくブログです。

4DXは映画じゃねえんだよ!? 映画のあるべき姿とは?

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ここ数週間で「シン・ゴジラ」を4DX2D、「ONE PIECE FILM GOLD」と「ジャングル・ブック」を4DX3Dで観てきました。話題の映画を見たかったというのもありますが、4DXというものを分析したくて、間隔をあまり空けず、見ました。結論から言うと、常にハラハラして、最高でした。主人公の視点に沿って座席が動き、人物が剣を抜くと剣の風圧のような風が顔にきます。銃で撃たれるとまた衝撃と風圧が、、といった具合です。一つのエンタメとして、楽しめました。ただ、それと同時に疑問がふと出てきました。これは"映画"ではなのかな?という疑問です。

 

"映画"のあるべき論

ここで、映画(2D映画)とはどういったものなのか捉え直してみましょう

2D映画の楽しみと3D、4Dの弊害!?

映画評論家の宇多丸さん(※1)曰く、私たちが映画(2D映画)を観るときは、頭の中で補完しながら見ているとのことです。3Dメガネを通さずとも、立体的に頭の中で補完し、自分自身を映画の中に投影する。そこに、小説のような情景を想像できる楽しみがある。3Dや4Dのような過剰な演出を加えれば、ストーリーに集中できないばかりか、頭で補完する(想像する)楽しみを奪ってしまう。映画好きの玄人からすれば、4DXや3Dというものは、否定しないまでも好まれてはいないようです。

 

「4DXは映画じゃねえんだよ!?」アトラクション?

4DXには、以下のような問題提起もあります。

osusumehulu.com

以下、抜粋ですが、

映像よりも、ストーリーよりも、アトラクション性。

映画は映画館で観るもの。そんな時代も終わりなのかと感じました。

アトラクションとしては面白いと思います。4DXは映画じゃないデス。

 とのこと。4DXは"映画"でなく、"アトラクション"と感じる人も多いようです。確かに、「スターツアーズ」など、ディズニーやUSJでは、4DX映画がアトラクション化されています。これを映画として捉えるか、アトラクションであるとするかという捉え方が一つの論点になっています。

 

私の考え:もっと寛容な世の中に

私自身は、4DXも"映画"だと考えています。2D、3D、4Dそれぞれに長所と短所があると思っているので、上手く棲み分けできればいいのではないでしょうか?

eiga.com

映画という産業自体が、衰退傾向にある中で、こうした新しい潮流はむしろ歓迎すべきではないでしょうか?映画は、"こうあるべき"というものは文化の幅を狭め、映画産業にとって マイナスになるでしょう。元々、現在の2D映画も無声映画や白黒映画の時代にはありえなかったものです。

新しい当たり前に対して寛容な社会であってほしい。映画は映画マニアのものだけでなく、もっと参入障壁の低いものであってほしい。

以下は、私の好きな家入さんのツイートです。

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以下注

※1ラッパー兼映画評論家。TBSラジオで 映画評論コーナーを持っている。